それは若かりし私が一人暮らししていた時代…深夜の出来事です。
深夜、ベランダの外側に人が歩いていた(2階)
私は当時「朝日で目覚めたいな♡」などという爽やか会社員だったので(嘘こきました)、朝日が適度に入り込むように寝る前、電気を消してからカーテンをほんの5〜10センチほど開ける習慣がありました。
いつものように電気を消してからカーテンを開けると…何か動くものが。
目を疑いましたが、ベランダの外側を人が歩いていたんです。2階だよね?ここ…。
とっさにカーテンを閉めて隙間から観察してみると、やっぱり居る。見間違いじゃないです。
足音を消すように抜き足差し足でウロウロしている男性が…。
空き巣か?泥棒か?暴漢か?どう対応しよう?
電気は点けたほうが安全なのか?葛藤しました。空き巣だったら、きっと人がいると解れば入ってこないだろう。でも暴漢…危ない人だったらむしろ人が居るところを狙ってくるのでは?
ぐるぐると考えながら取り敢えず110番に通報しました。
「マンションの足場に人が登ってきています」
あれ?これ通報していいやつ…?あまり危機感を感じない内容だぞ。
ボケて登ってきちゃったおじいちゃんだったり、いたずら半分の子どもだったりしない…?
不安になりましたが、警察の方が見回りを終わらせ10分ほど後に尋ねてきました。これ、逆恨みされたらどうしようと怖くもあったのですが…。結局この日は不審者は見つけられず、パトロール強化するということでこの場は終わりました。
2週間後…またお会いしましたね。
2週間後。もう恐怖も薄れた頃。寝ようと思ったころに外から不審な物音が…。
そっとカーテンの隙間から確認してみると、「またお会いしましたね」といった具合に彼がいました。
今度は足場を上の階にこれから登る、といったタイミングだったようで、速攻通報しました。
しばらく経つと足場を駆け上るカンカンという音と「そっち行ったぞ!!」などという警察官の切羽詰まった声が聞こえてきました。
非常にどきどきしながら聞き耳を立てていると…「水色の上下ジャージの男性!」とまた警察官の声。
めっちゃ目立つ服で来たじゃん〜
勘弁して…。しばらく物音は聞こえていましたが、結局捕まえられなかったそう。また警戒パトロールするとのことで、この日も終わりました。
以降、この不審者をみることはありませんでしたが、気付いていなかっただけで何度も何度も訪れていたんだろうなと思うと寒気がしました。
足場…防犯に注意を
防犯に気をつかって一階を選ばない、という方は多いでしょうが、足場がつくとなるとそんな防犯対策も何も意味がなくなってしまいます。逆に油断してしまっている分危ないのでは…と思いました。
ベランダに降りてしまえばガラスを割って侵入できるでしょうし、ベランダのものだって盗めてしまいます。恰好の狩場なんじゃないか…?とさえ思ってしまいました。
どう対策したらよいか、頭をかかえるところですが…もし自分の住んでいる建物に足場が設置されたら、今一度防犯について考えてみるとよいかもしれません。
余談
隣に住んでいた家族のところには小さい赤ちゃんがいました。一応情報共有を…と思った私は休日に隣のインターホンをピンポンし、こういうことがあった、ということを報告しました。
わたし「あの、隣の者です。怪しい者ではないです。突然すみません。先日こういうことがあって、気をつけた方がいいと思って…」
隣人「はあ…」
話し下手すぎて、説明が下手すぎて、なんだかこちらが不審者感丸出しになってしまいました。しどろもどろしました。おしまい。